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品川大井プレイルーム/会員様のお便り

自由に表現できる時間

品川大井プレイルーム
保護者会員 鳥居 知里 様
小学生コピカ 鳥居 晶太 くん(7歳)

大濠公園プレイルーム

息子、晶太とわくわく創造アトリエとの出会いは2016年、彼が3歳になりたての頃でした。
彼はその頃、(多分今も、ですが)超インドア派で、プール嫌、ストライダー怖い、お家がいい、と、土日も家で過ごす時間が多くなっていました。インドア遊びをする中でも、ハサミや迷路など、ちょっとできないと「お母さんやって!」と投げだし、なかなかチャレンジ精神に乏しいように見えていて、やや気になっていました。
またその頃、私は息子には創造力をつけていってほしいなあ、というぼんやりとした願いを持っていました。私自身が、いつも何らかの答えを求めて、ありもしない手引きや公式ばかりを求めてしまうところがあり、息子にはそうなってほしくないな、という思いです。保育園でも制作の時間がありますが、どうしても、完成形があってそこに向かっていくようなものばかりに見えていました。
そんな時に和久先生の「子どもの目が輝くとき」を読み、たくさんのお子さんがちょっとずつ「自分でやってみる、できる」経験を積み重ねていく様子が紹介されており、とても魅かれていました。ちょうどSNSでの知り合いの方々のアトリエ体験記事も読む機会があり、そのダイナミックさに憧れ、体験に伺いました。
その時のテーマは複合で、「タワー作り」ということで、木っ端をペタペタくっつけてタワーを作るはずが、最初の「タワーの写真を見る」導入の時間にきちんと参加しなかったせいなのか、ベニヤ板の形が面白すぎたのか、息子は、動物に見立てたオブジェをひたすら作り出しました。テーマからはずれているものの夢中で次々に作っていて、これがまさに「目が輝くとき」だなあ、と感嘆しました。
そんな息子の姿を見られるのはとても嬉しく、習い事というより自分の楽しみ、自分の趣味、自分の学び、と思って入会しました。
入会当初こそ、息子が積極的に参加しない時間があったり、お部屋の隅でモザイクばかりやりたがったりと気を揉んだりもしましたが、小島先生もスタッフの皆さんも全く問題視されずあたたかく受け止めてくれたので、次第に私も気にしなくなり、ゆったりとした気持ちで楽しく参加できました。私だけでなく父親もたくさん付き添い一緒に創作を楽しめたのも、幼児時代の貴重な思い出です。年長になり1人で参加するようになってからも、毎回アトリエの時間を楽しみにしており、3年半で一度たりとも「今日は行きたくない」という日がありませんでした。
アトリエの活動を通して、私たち両親は、"息子には「何をつくる」ということを自分で決めて、没頭し、やりとげる力がある"ということを確信することができました。その意思を妨げないこと、その力を維持することを最優先に子育てをしてこられたと思います。今、自粛期間で教室に通うことができませんが、アトリエから送っていただいたキットを開いてテーマは「球」だと説明しても、紙粘土から蛇を作りだします。そんなところは3歳の頃から変わらないな、と思います。
小学生になり、表現に使える道具もどんどん増えていくことと思います。息子が自由に好きなものを表現する時間を、今後も大切にしていきたいなと思います。

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