横浜港北プレイルーム/会員様のお便り
アトリエに入会した当初の理由は、私自身絵画や図工にとても苦手意識が強い子どもだったので、我が子には絵画や工作が上手な子になってほしいと思ったからでした。
しかし、今ではアトリエでの体験を通して学びたいことは「みんなちがってみんないい」ということです。この言葉を親子で体感するために通っているのかもしれません。
どこかで聞いたことのある言葉ではありましたが、アトリエで配られたチラシに記載されていた和久先生の言葉が目に留まりました。時間をかけて子ども達が作り上げた作品は、本当にみんなちがってみんないいと毎回思わずにはいられません。
うちは3人の子どもが通っており、まず長女(年長)と長男(年少)が先に通い始めました。親子クラスの存在を知ってからは、我が子と一緒に参加できる日を心待ちにし、次女は2歳から入会しました。今までの「出来上がった作品を見る」という立場から一転して、親子クラスでは私自身も作品の過程を一緒に楽しみ、真剣に考える時間を体験しました。その体験によって、長女や長男たちの作品にも計り知れない考えや思いがつまっているのだと気付きました。
自分が想像したものを作り上げる力は、これからの社会でとても必要な要素ではないかと思います。想像することや創造することは大人でも非常に難しいことです。想像力を養うためには何をすれば良いのだろうか…?それを教えてくれたのが大小様々なボールを転がすことや、絵具を混ぜて自分だけの色を作ること、積木を積み上げたり崩したり、そんな体験の中にたくさんのヒントがあると感じました。
アトリエに通っているおかげで、「やってみる?」の問いには必ず「やる!」と返事する好奇心旺盛な長女、自分が気になったことにはとことん探究心を燃やす長男。その日の出来事を描く次女。3人それぞれ素敵な力を身につけている様子です。時には思ったように絵を描けなくて悔しそうにしている子どもを見ると、成長しているんだなととても愛おしくなります。
そんな我が家は、子ども達が一生懸命制作した作品をインテリアとして家中の至るところに飾っており、日々子ども達が作った作品に囲まれながら生活をしています。
それはアトリエ活動での特別な時間以外でも、ライフスタイルの中で自分達が作ったものを常に見たり触れたりすることで、創造するということをより身近なことに感じて欲しいと考えているからです。他の子と比べるのではなく、我が子の良いところをちゃんとみて褒めてあげる。アトリエに通うことで、何万冊分の育児書を読むより本当に大切なことを学ばさせていただきました。
「みんなちがってみんないい」
この言葉が大好きで私の子育ての基盤になりました。みんなも自分も認めてあげること。そう思えたのも村田先生の芸術センスはもとより、子ども達への多大なる愛のおかげだと感じています。アドバイスをすることよりも受け止めてあげる力の方が子ども達には必要なことなんだと。
親になった以上、子育ての悩みはつきませんが、これからも村田先生やスタッフの方がいてくれると思うと頑張れそうです。
通いたい、通わせたいという親子の思いは色褪せることなく5年目になります。自分と向き合える時間こそが宝物。まだまだこれからたくさんの宝物が増えると思うと楽しみです。
これからもよろしくお願いします。
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