全国から寄せられた新しいお便り
すてきなご縁をいただきアトリエと出会ったのは長男が5歳、次男が2歳の時。それから気づけば6年。
たくさんの宝物をいただきました。
長男がアトリエに通い始めた頃は、体操、英語、スイミングなど長男の気持ちを無視して毎日習い事三昧!子どもが嫌がっていても「最後まで頑張ってやらなきゃいけない」と思って無理強いし、楽しいことなど感じられないほど多忙で疲れる日々でした。
「人に迷惑をかけてはいけない!」「自分より相手の気持ちを優先しなきゃいけない!」と思い込み育った自分軸のない私は、子育てに困り果てていました。奇跡的に出会えたアトリエが唯一、癒される大切な居場所でした。自由に創作活動をさせてくれるアトリエは兄弟共々、当時から毎週楽しみにしていました。
子どもの個性をそのまんまに受け止めてくれる先生達。先生を信頼し、安心して生き生きと活動している子ども達。各々自由に作品づくりに没頭する子ども達ですが、今までに感じたことのない一体感や、言葉にはならない優しい空気感に感動しました。
創造力が豊かで、もの作りが大好きですが、嫌なことは絶対やらないという意思表示をはっきりして、且つ慎重で繊細な長男。幼児期は毎回、ただ夢中で楽しく作品づくり。絵画ではテーマを無視して大好きな恐竜しか描かない時期もありましたが、迷うことなく楽しんでいました。
小学校に入ってからは学校を嫌い、集団行動も嫌い、毎回のアトリエの活動もイライラして落ち着かずに暴れることもあり、作品づくりに集中できない日が続きました。あんなに大好きだったアトリエも行きたくなくなり、絵画の活動では毎回「描かない!やりたくない!絵画があるなら行かない!」という大変な拒否っぷり。「絵画の活動は無理だな」と思い諦めていた頃、とある絵画の活動でワインの瓶を取って絵を描き始めました。スイッチが入ってから1時間半以上集中し、丁寧に描かれた絵が完成!ミラクルです! 先生達に優しく見守られ、やり遂げられたのです!
深雪先生が仰っていた「子を信じて待つ」ということの大切さが腑に落ちた瞬間でした。また、今まで絵画が嫌だったのは、理想通りに描けない自分への苛立ち、うまく描きたくても納得できるものができない歯がゆさで、絵画が嫌いなのではなく、成長しようと踠く葛藤だということを達也先生から教えていただきました。
次男は好奇心旺盛!こちらもまた習うこと、教えられることが大嫌いなマイペースな子です。自由にできるアトリエは大好きですが、学校という枠が決められた場所は苦手で、やりたいことができないため行き渋る日もありました。それでもアトリエに行くと、頭に思い描いているやりたいことに失敗しながらも何度も何度も挑戦し、先生達と一緒に悲しいことも嬉しいことも共感してもらいながら作品を完成させるのです!その時の嬉しそうで自信満々な次男の表情は今も忘れません。
自己主張が強い子達ですが、活動を通して自分に問い考える力、自分を大切にし、自分らしく生きる力がついてきています。また、異年齢の関わりの中で、自分が受けた優しさを、今度は他の子へ返す優しさの恩返しができるようにもなっています。
他人と比べない子育て、今まで見逃していた小さな喜びを子ども達と感じられるようになったのは、先生達の教えである「子を信じて待つこと」「今を共に生きること」「自分軸を持つ大切さ」などを私が知れたからでしょう。結果ばかり求める人生だと楽しくないですよね。
辛いこともあると思いますが、これからも子ども達は好きなことを見つけ、ワクワクを忘れず、おもしろおかしく愉快に過ごせるだろうと思います。
すてきな先生達に出会えたことと、先生達の存在に感謝いたします。
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