遊びや造形活動で創造力を開発するアトリエ

瑞穂プレイルーム
保護者会員様 寄稿

息子がアトリエに通い始めたのは年長の頃で、あっと言う間に4年が経ちます。
もともと家族で工作をしたり、お絵かきをしたりすることが好きで、子どもが好きなことをもっとできる教室があればと調べてみると、家の近くにやりたいことにぴったりのアトリエがあることを知り、体験を申し込んだことがきっかけです。
通い始めた頃は今より人見知りが強く、ひとりで過ごせるかと心配していた息子もすぐに慣れ、活動の後にはあちこちに絵の具をつけて「今日も楽しかった！」と話してくれるなど、毎回の活動を楽しんでいます。
最近、特に成長を感じたのはキジを描いた絵画作品です。形や色、模様の違いをよく観察し描かれていて感心してしまいました。入会した頃の楽しい色使いと自由に描かれた作品も好きでしたが、時間を経て目の前のものをじっくり観察して描く力がついてきたように感じます。どの作品も見ていて楽しいので、今では家中にたくさんの作品を飾っています。
アトリエの素敵なところは、絵画・造形作品を自由に作るだけではなく、地の利もあって、みんなで植物を育て収穫し調理して食べたり、近所の川で生き物を探したりと季節を感じながら活動でき、その時の発見を先生やお友だちと共有できることだと思います。この4年の間に、息子だけでなく親も一緒に家ではできない貴重な経験ができました。
今年は新型コロナウイルスの流行で学校もアトリエもお休みの期間がありましたが、その時アトリエから届いた「おうちアトリエ」セットはとても良い気分転換になりました。中でも息子がお気に入りだったのは、シャボン玉オブジェです。透明な箱の中にシャボン液と絵の具を入れてストローでふくと、きれいなオブジェになり、さらに部屋を真っ暗にして下から光を当てると宝石のようにきらきら輝くので、夢中でいろいろな色を試して楽しんでいました。その時の息子の表情はとてもいきいきしていて、親子で癒されました。
そしてアトリエが再開した時には、久しぶりでどきどきしながらドアを開けた私たちを、いつもの先生やお友だちが笑顔で迎えてくれ、とてもほっとしました。今年はいつもとは違った状況ですが、また変わらずアトリエに通えることをうれしく思います。アトリエに出会えて本当に良かったです。改めて、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。