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高崎プレイルーム/会員様のお便り

信じて待っていれば大丈夫

高崎プレイルーム
保護者会員 高瀬 美穂 様
幼児コピカ 高瀬 心寧 ちゃん (5歳)

高崎プレイルーム

 「今日は何をするのかな?素敵なのまた作っちゃお♪」毎回アトリエの時間を楽しみにしている心寧です。通い始めて一年半が過ぎました。
 アトリエとの初めての出会いは、地域冊子に載っていた写真に目が留まったことです。なんて楽しそうに遊んでいるのだろう?と写真に引き込まれました。暫くして、当時通っていた支援センターの先生からアトリエのパンフレットを頂きました。自分より大きな積み木のドームの中で達成感のある表情をしている子、絵具まみれで楽しそうにはしゃいでいる子、かと思えば真剣な表情で木に色を塗っている子、どのお子さんもきらきら輝いていて衝撃を受けました。
 みんなと同じようにできることが良いとされ、何でも一人で早くできることを求められる今の社会 で子ども時代にもっと大切な何かがあるのではないかと疑問に思う日々でもありました。そんな時に出会ったのがアトリエです。
 心寧はもともと人見知りで、自分で納得がいくまでじっくりと観察し、いつも私の手をぎゅっと握っているような子でした。「○○する?」と聞いてもなかなかGOサインは出ません。そんな心寧がパンフレットの写真を見て初めて自分から「やりたい」と言いました。
 すぐに体験を申し込みました。初めてのアトリエでは先生がまず絵本を読み、それから木の車を作りました。絵本から広がる世界に素敵だなと惹きつけられました。渡された木端でためらいもなく車を完成させ、またピンボードにもくもくとビーズをさしている心寧を見て、直感で組み立てる子どもの感性や集中力に感心させられました。
 2ヶ月だけ親子クラスに通いました。なかなか私から離れない心寧でしたが、必ず活動に入ると、すっと離れ活動に集中します。さっきまで泣いて私をつかんでいたのに面白いなと思うと同時に「見守っていてくれるという安心感があれば羽ばたいていけるのかな」と実感した時でもありました。先生も心寧の性格を理解してくださり、いつも焦らずに待ち、まるごと受け止めてくださる姿勢にどれだけ救われたか分かりません。親があれこれ言うより子どもを信じ待っていれば大丈夫とメッセージを貰ったようでした。
 あれ程人見知りだった心寧も、今では心の底からけらけらと笑い、先生に飛び込んで抱きついたり、ボールを当てて気を引いてみたり、家族以外にこんなに心を許すことのできる存在に感謝しています。アトリエが終わるのを待っている私に「できた!」ときらきらの笑顔でドアを開け駆け寄ってくる姿が本当に充実した時間を過ごしたのだなと羨ましくもなります。
木の車から始まり、あれから数々の素敵な作品が出来ました。どれも「うちの子天才!!」と思える作品ばかりです。その作品を家に飾ることで来客者に褒められ、そのたびに恥ずかしさの中にも得意げな自信に満ちた表情がみられます。
子ども時代に大切な何かがはっきり分かったわけではありません。ですが、その何かがアトリエにはあると実感しています。子どもの心をたっぷりの栄養で満たしてくれる暖かいアトリエが大好きです。先生が常におっしゃっている「みんなちがってみんないい」。みんなを認め、自分も認め、これからも豊かな経験をたくさん積んでたくさんの感動を味わい、自分に自信をもって人生を歩んで行ってほしいです。

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