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高崎プレイルーム/会員様のお便り

たくさんの広がり。豊かな人生
高崎プレイルーム
保護者会員 橋本 寛子 様
幼児コピカ 橋本 旺くん (6歳)
写真:高崎プレイルーム

 2011年に初めての子どもが生まれてきた時、私は、これから歩み出す彼の人生において、多くの愛を受け取り、そして周りの存在を大切にする、つまり生まれてきたそのままを損なわずに育ってもらいたい、と思いました。そのために、なるべくたくさんの人にこの子のことを知ってもらい、身方になってもらおう。それが幼少期を預かる私たち両親のできることだろうと思いました。
 私たちの思いを知ってか知らずか、旺はまさに “HAPPY”という形容詞がピッタリのよく笑う赤ちゃんでした。ご機嫌なケタケタいう笑い声が、思い返すと聞こえてくるようです。そんな一歳半の夏、一緒に遊べるものを、と選んだ積木がワクブロックでした。積木にしろほかのおもちゃにしろ、自分の工夫やひらめきによって毎回異なるかたちが現れるものがいいなと思ったのです。当初は大きなパーツを持て余したり、勢いよく崩れる音にびっくりしたりしながらも、正確に頑丈に作られたワクブロックは、六歳になった今でも旺の成長をともに見守ってくれています。
 童具館の夏アトリエに初めて参加したのも同じ頃でした。赤ちゃんと新幹線で東京へ。地図を頼りに無事に到着するまでの二時間、ドキドキしっぱなしだったのを、そしてそんな母のいつもと違う様子を感じたのか、旺がバギーの中から小さな手を伸ばして、優しくしっかりと私の手を握っていてくれたその感触を今でもよく覚えています。
 幼稚園の年中になった頃、群馬にも新しく和久洋三のわくわく創造アトリエができると知って、すぐに参加を申し込み、それから今まで一度もお休みしたことはありません。頑張って通っているというのではなく、毎回どんなことをするのかわからない、けどなににせよ絶対楽しい。それを知っているから子どもはもちろん、親も楽しみに通っています。子どもの気持ちをないがしろにせず最大限尊重してくれる先生方。お母さん同士、同時代に子どもを育てる仲間として思いを共有できる貴重な場所でもあります。
 そんなアトリエが私たち親子にとってどんな存在か、最後にひとつエピソードをお話ししたいと思います。それは年長の夏のこと、幼稚園の水遊び用に持たせたピンク色の水着をクラスでからかわれたようでした。困ったのは本人も、「男がピンクをきるなんて変。」と言うようになったことでした。今になれば、彼なりに傷ついたこころを守るためだったのだろうと分かるのですが、当時は悲しいような腹立たしいような気持ちで青い水着を別に用意し、ピンクと青と交互に履こうという約束にしたのです。去年は気に入って履いてくれていたのにな、だんだん大きくなるとそういうものなのかな…。
 そんな風に思いはじめたある日のアトリエで、野村先生が、「今日は彩色の色を選ぶ時、旺くんが、『ぼくほんとはピンク好きなんだよね。ピンクには女の子に似合うピンクと、男の子にも似合うピンクがあるんだよ。』と教えてくれたんですよ。」と話してくださったのです。そしてそれを聞いた他のお母さん方もすかさず、「さすが旺くん、そうなんだよね!」と言ってくださいました。
 あぁ、彼の人生にこの場所があってよかった。ピンクはひとつではなくて、その中にたくさんの広がりがあるのだと知っている彼の人生はすでになんて豊かなのであろう。それが表現できて、それを受け止めてくれる相手がいて、同意してくれる仲間がここにはいる。
 群馬に和久洋三のわくわく創造アトリエを開いてくださり、「旺くんいつも応援してるよ。」と見守ってくださる野村千里先生に改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

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