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品川大井プレイルーム/会員様のお便り

好きな事が一番
品川大井プレイルーム
保護者会員 藤井 優 様
小学生コピカ 藤井 二瑚 ちゃん (6歳)
品川大井プレイルーム

パパが子どものころ、五十年近く昔のことだけど、近所のそれぞれの家には必ず工具箱があった。もちろんうちにもカナヅチやノコギリ、巻尺、キリ、釘抜きなどが木箱に入って軒下に置かれていた。なぜかカンナまであったのが今思えば不思議だな。
そして近所には必ず銭湯があり、今みたいにガスで湯を沸かすのではなく、カマドで木屑を燃やして湯を沸かしていたんだ。だからダンボールやみかん箱のような木屑が出ると近所のお母さん達は、銭湯の裏に持って行って燃やしてもらっていたんだよ。
逆に言うとそこへ行けば面白そうな木っ端が手に入ったし、釘や針金なんかもたくさん拾えたんだ。勝手に持っていくと怒られるので、必ずそこにいる釜爺みたいなおじさんに「木っ端もらっていいですか?」と言ってから持っていく、すると奥の方から「釘が刺さってるから気をつけろよ」とか声をかけてくれる。
ところで、昔の商店街にはヘンテコな店があった。駄菓子屋なのにプラモデルの材料が売っていたり、小型モーターや小さなボート用スクリュー、電池ボックス、木工ボンドなどそこへ行けばなんでもあった。ミルクせんべいにあんずジャムをつけてくれたのをりながら材料を物色し、店主のおじさんに相談すれば何でも答えてくれた。
おこづかいをはたいて、ここで材料を買い、あとは錆びたノコギリで木っ端を切ってボンドで貼り付けて水が染み込まないようにロウを隙間にたらし絵の具で色を塗ればボートの出来上がり。この方法も駄菓子屋のおじさんに教わった。学校で教えてくれないことを近所のおじさんやお兄さんが教えてくれたんだね。
出来上がったボートを木っ端をもらった銭湯に持って行って走らせてみた。「浮いた」「水が染み込まない」モーターのスイッチを入れた。「やったぁー走ったぁー」。ちょっとのろいけど嬉しかったなあ。でもあとが大変。水性の絵の具だったので湯船のお湯を汚してしまった。一緒に入っていたおじいさんにこっぴどく怒られた。あれはまいったな。今度は油性の絵の具を使わなきゃ。
小島先生は駄菓子屋のおじさん。不思議なものがたくさん出てきて、何でも相談にのってくれる。そんな先生のいるアトリエは夢の遊び場。夢の中では空も飛べるし、海にも潜れる。できないことは何もない。頭で考えることも大事だけど、感じたことを形にして、ヘンテコなものをたくさん作って、空想と創造の世界を縦横無尽に飛び回ってほしいな。

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