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札幌中央プレイルーム/会員様のお便り

親も子も共に育つ
札幌中央プレイルーム
保護者会員 杉尾 直恵 様
アートクラス 杉尾 朗 くん(12歳)
アートクラス 杉尾 望 ちゃん(9歳)
札幌中央プレイルーム札幌中央プレイルーム

『光陰矢のごとし』アトリエでの日々を思い出して、これ程しっくりくる言葉はないでしょう。
まだアトリエになる前の小さな紅い屋根のおうちに、幼い息子と通っていた頃。たくさんのビーズの上でごろごろと転げ回り、いつも本当に嬉しそうに遊ぶ息子を見てビーズにすっかり惚れ込み、大量購入したのが童具との出会いでした。
しばらくして童具で遊ぶ教室があると聞き、札幌にあれば通わせるのに…と思っていると、なんと突然アトリエ開設の知らせが!
もちろんすぐに四歳と一歳の子ども達を入れ、アトリエとのお付き合いが始まりました。
一歳というのはすごいもので。娘はまだそれが何かもわからない頃からハサミを両手でガチャガチャ開け閉め。まだ歩けないうちから手をリキテックスに染め、歩けるようになると足を染めました。そして見る間に筆を手に絵具を混ぜ、当たり前のように絵を描き始めました。それは目を瞠る日々でした。
一方四歳の息子は、とても臆病な子どもでした。手に絵具が付くのをひどく嫌がり、他の子が喜ぶ絵具を手足でぐちゃぐちゃに塗る活動もとても嫌がりました。
実は自分も手が汚れるのが苦手で臆病なくせに、そんな我が子の姿にショックを受け「せっかくこんなにいい事させてるのに、なんでみんなみたいに楽しそうじゃないの?」と私はいつも悲しい気持ちでいっぱいでした。
それから気付けば八年が過ぎ、子ども達は臆病ではなく繊細で慎重な中学生と、優しくていつも一生懸命な小学四年生に成長しました。
息子は仲間との時間を心から楽しみ、時には細かい描写に思いっきりこだわり、また時には修行のように活動に取り組んでいます。
実は不安が強く、一時はみゆき先生の隣でしか活動できなかった娘にも、先生方はいやな顔もされずとことん付き合って下さいました。
今では安心しきった様子で、どんな活動も迷いなくやりきった満足感いっぱいに、お友達との活動を心の底から楽しんでいます。
正直なところ私は、いつ子ども達の姿がこんな風に穏やかになったのか、全く判らないのです。
でもそんな私にも判るのは、アトリエの先生方が、長い時間をかけて母親の私をも育てて下さったということです。
少しは勉強し、周りのママ達の行動を真似、自分ではちょっとマシな母親になれたかな…?と思っても、変わっていない本当の自分を見せつけられるのは、いつもアトリエでした。
塾やスポーツなど評価がはっきりしているものとは違い、アトリエ活動はできるできないの優劣は全くなく、その子の全てを丸ごと喜ぶという、もっと根源的な活動です。
我が子がその活動を楽しめないという事は、当時の私にとってこれまでの子育てが間違っていた事を意味しているようで、ひどく恐ろしい事でした。
自分が間違っていると本能的に感じていても、どうすればいいかわからずもがく私にアトリエは、勉強の場だけでなく、本当にいろんな機会を与えて下さいました。
和久先生のワークショップで絵を描いた時、どんな色に塗りたいのか、それには何色の絵具を手に取るのか。初めて、我が子がじっと止って動かなくなる訳を知りました。
またも人を真似ようと親子コピカを見学したいとお願いした時も、結局は誰かを真似する我が子を見つめるしかないと、長い時間をかけて解るまで、黙って見守ってくださいました。
活動日記なのに、活動についてほとんど書けていない事にようやく気付き、慌てて昨日子ども達に今までのアトリエで何が楽しかった?と聴いてみました。
息子は間髪おかずに「分解!(家電製品でロボット製作)」、娘は嬉しそうに考えて「あのね、(玉の)コース作りでね、女の子チームで思いっきりスタートー!って叫んだこと!」と、とびきりの笑顔で答えてくれました。今の私にはどんな意外な言葉でも、愛おしく感じられます。
時々ふと考えます。この子達がもっとおおらかなお母さんの元に生まれていたら、きっとずっと幸せだったかなと。そして、アトリエに出会っていなかったら、私達親子はどうなっていただろうと。
もちろん今でも全然足りない母ですが、子どもとは、成長とはこんな風にゆっくり待つものなのだという当たり前のことを、八年もかけて教えていただきました。
子ども達には悪いけど、私は今の私が結構気に入っています。
先日、みゆき先生が私たち保護者に「あなた達、これだけ本気で子ども達を遊ばせる、こんなにすばらしい親はなかなかいないよ!すごいことなんだよ!」とおっしゃっていました。その言葉を聞いて、これまで漠然と心の中にあった信念が、ようやく形になった気がします。
先生方、八年間本当にありがとうございました。そして、和久先生が作って下さったアトリエの存在にも心の底から感謝しています。これからもどうぞよろしくお願い致します。

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