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全国から寄せられた新しいお便り

“飽きる”という言葉を知らないのでは
つくば学園都市プレイルーム
保護者会員 池田 真紀子 様
幼小コピカ 池田 晴輝 くん(5歳)
写真:大井プレイルーム

 初めてアトリエを訪れたのは息子が2歳の時。
 部屋中に巡らせた雨どいや配線カバーに大量のビーズを流して、自宅では行えないダイナミックな活動が待っていました。
 毎回笑顔で参加する息子の姿を目にし、彼にとって「自分らしくいられる場所」としてアトリエが位置づけられたことを感じました。
 いつも積極的に参加している息子ですが、活動の意図とは違った作品になることも。
 2歳の頃は、先生が鮮やかな絵の具を用意して下さっても使うのは好きな青色ばかり。
 3歳になったら今度は色を混ぜることが楽しくなったのか、様々な色を混ぜ合わせて最後は茶色になることが多々。
 「あ〜、そこにその色を混ぜたらまた茶色になっちゃうよ!」
 という心の声をじっと飲み込み、息子のそばで様子を見ていた日々が今となっては懐かしいのです。
 思い出深い活動は、床一面に広げた用紙に絵の具入りチューブや筆で模様を描く活動です。
 初めはチューブや筆で描いていたものの、手、そして足を使いはじめ、最後には作品も子供達の全身もまさに泥色。
 先頭に立って活動する息子を見てさすがに静止しようとすると、「いいの、いいの。子供達がこんな楽しそうなのにやめさせないで」と先生。
 やりきった後の満足感、達成感に満ちた子供達の笑顔は忘れられません。
 アトリエでの活動らしいエピソードですが、とても貴重な経験をさせていただいていると思います。
 どんな作品になっても認めてくれる、常に自分のことを肯定してくれる高木先生のことが息子は大好きです。
 4歳の誕生日を数か月後に控えたある日、木材で建物を作る活動の日のことです。
 「この色は綺麗だから、このまま混ぜない」と言い、様々な色をそのまま使い始めました。
 しばらくすると今度は何色になるかを観察しながら色を作り、「綺麗でしょ?」と言って満足気に作った色をさらに塗りはじめました。
 彼の夢のマンションにはアトリエ、幼稚園、公園、さらに大浴場が併設され、大好きなものが詰まった作品に。パーツを逆さに付けたり、横に付けたり、日頃から独特な作品も多いのですが、この日はそれに加えて鮮やかな世界が広がりました。
 そして90分の活動中、目の前の作品に向き合い、黙々と全工程を1人で作業しようとする彼の姿が。
 帰り際、高木先生が「今日のはる君を見て鳥肌が立ちましたよ」と声を掛けてくださったこと、今でも覚えています。
 先生はいつも「余計な手出しや口出しはせずできる限り見守って」とおっしゃいます。
 何も言わず、手出しを一切せずに見守るということは難しいと感じることもありますが、見守り続けることで垣間見ることができた成長の瞬間なのかなと、その場に立ち会えたことを嬉しく思います。
 4歳以降の今ではどの色を使う時も彼なりの理由があるようで、完成した作品や絵を見せて話をしてくれます。
 幼少コピカでは親の同席が不要で親の方がさみしく思っていますが、出来上がった作品の話を聞くことが今は楽しみになっています。
 息子は物を作ったり遊びを考えることが好きなのですが、アトリエを通じて自ら考え、表現することを学んでいるようです。
 夢中になること、やりたいことがたくさんある彼の毎日は、親の目から見ても本当に楽しそうです。大げさですが「飽きる」という言葉を知らないのではないかと思うこともあります。
 創り出す喜びを教えてくれるアトリエ、そしていつも温かく見守って下さる高木先生には心より感謝しています。

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